私たちは、いのちの誕生から、地上での旅路を終えて天国へと旅立つその時までの長い人生を、神の恵みの中で生かされています。けれども日常生活においては、教会が遠い存在となり、時には忘れさられそうになったりもします。それでも神さまはいつも私たちと共におられ、決して離れることはありません。教会は私たちが絶えずキリストの愛につつまれた生活ができるように、 人生の時々において秘跡にあずかるように招いています。 いつも心を澄ましてその時々の神の招きに応えましょう。教会は天の国への道しるべであり、救いの道しるべです。
出産 地域習慣 保幼稚園 小学校 中高大学生 社会人 転出転入 罪
結婚 出産 病気 終末期 永眠 教会絆
☆誕生したら・・・①洗 礼を受けさせましょう
子どもの健やかな成長を願い永遠のいのちの恵みをいただくために、洗礼を受けさせましょう。
イエスは仰せになりました。
「だれでも水と霊とによって生まれなければ、神の国に入ることはできない」 (ヨハネ3・5)
☆日本文化の伝統には
お正月の七草粥にはじまり、ひな祭り・端午の節句・七五三など日本の文化や年中行事があります。教会でも祝福式を依頼することができます
3歳・5歳: 7歳
に対しては、カトリック儀式書に「子どもの祝福式」があります。
先ずは、神父様にご相談してください。
②聖 体(6~7歳頃)・・・・・・・・長崎大司教区の教会では、小学校に入学する年齢に近づくと、初聖体の勉強が始まり、ご聖体をいただく準備が始まります。
☆教会学校(小学生中学生)
長崎大司教区の教会では、小学生になると教会学校が始まります。シスターやカテキスタ・司祭が年齢に応じたカトリック要理を教えます。教会学校は小学1年生~中学3年生まで、学年ごとにカ リキュラムが あります。春休み・夏休み・冬休みもあり、兄弟姉妹が少ない子どもたちにとっては、縦の 年齢の活動や学びを通して兄弟愛の育成にも繋がります。
③堅 信・・・・・・・・長崎大司教区の教会では、幼児洗礼を受けた人は中学生になると堅信を受けるための勉強が 始まります。
④叙 階・・・・・・・洗礼を受けた人はみなキリストの祭司職に預かっていますが、さらにキリストにより近く祭儀を行い信徒を導くための役職である聖職者になるための大きな恵みが叙階の秘跡です。
子どもたちが司祭のミサ祭儀を手伝う侍者は、神へと近づく豊かな恵みの奉仕です。
社会人になったら・・・教会維持費を負担しましょう。社会人になり収入を得るようになった場合は、信徒の役割として各々の分に応じた金額で教会維持費を負担しましょう。
詳細は在籍教会でお尋ねください。
☆転出転入について・・・就職、結婚などで住所が変わるときには、必ず教会に連絡しましょう。
連絡が取れない行方不明者になると、病気や葬儀など突然起こった困難な時に、思わぬ不便が生じるかもしれません。
⑤結 婚について・・・少なくとも一方がカトリック信者の場合、カトリック教会で結婚式をすることになります。カトリック教会で結婚式を希望する人は、それぞれの立場(カトリック者同士・相手が他宗教者・ 互いにキリスト者などの場合)によって、必要な準備があります。キリスト者は神が望まれている結婚のあり方を学ぶために結婚講座を受ける必要があります ので、早めにご相談してください。
☆妊娠したら・・・カトリック教会には、「出産前の女性の祝福式」があります。腹帯の祝福を希望するときは、カトリック者の方は寺社での祈願ではなく、司祭に祝福を依頼しましょう。
祝 福
家を建てるときや家の新築・増改築・車を購入したとき、メダイやロザリオなどの信心用具を購入したときなども、神の豊かな祝福を願うことができます。
⑥罪のゆるし・・・少なくとも年に一度は 自分の思い・言葉・行い・怠りなどによって犯した罪を振り返り、神の御心から離れていたことを悔やみ、再び過ちを起こさないように生活を改める決心をもって告白しましょう。ゆるしの秘跡は大きな恵みであり、信者の義務でもあります。
⑦病者の塗油・・・病気や事故などで命に危険が迫ったときだけでなく、大きな手術前の人や老衰状態の人なども、病者の塗油を受けることができ、必要であれば何度でも受けることが出来ます。家族の方はこの恵みを受けられるように配慮しましょう。
☆臨終から葬儀の時・・・先ずは教会に連絡しましょう。例え、暫く教会を離れていたとしても、キリスト信者にとって、死は終わりではなく、永遠のいのちへの旅立ちです。教会での葬儀は復活を信じて生きた人から、残された人々へ再び天の国で会えることを伝える希望の時です。